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Histoire - イストワール -
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禁じられた森へと向かったハリー。
その途中でスニッチに隠されていた蘇りの石を手にすることになり、
念じて、リリー、ジェームズ、シリウス、リーマスと再会する。
リリーとジェームズ…両親とちゃんと面と向かって話をするのは
これが最初で最後だろう…。
1作目の「みぞの鏡」ハリーは両親に会ったことがあるもの、
それは両親本人たちかは分からない…どちらかといえば
写った者の望みを叶える鏡だから「空想」「妄想」の類が強く、
これは会ったとはいえないと思う。
また4作目の炎のゴブレッドの終盤でこれは実際に話したことがあるものの
ヴォルデモートと戦っている最中だったので、ゆっくり話すことは出来なかった。
だから、きちんとした形で両親と向き合うのはこれが初めてに等しい。

シリウス。
彼は神秘部の戦いでベラトリックスに「死の呪文」によって殺されてしまうが
遺体は残らず、その体はベールの向こう側に消えてしまい、
本当に死んだかどうかは妙に有耶無耶のままで、
Arionも本当は死んでいないんじゃないか?と思っていた。
(まぁ、そう思いたかったのも事実)
けれど、蘇りの石によって現れた事でシリウスの死だ明確になってしまう。
彼は間違いなくあのとき、ベラトリックスに殺されてしまった。

そしてルーピン。
ルーピンがトンクスと結婚したことも、息子テディが居たことも
詳しくは映画版では明らかになっていない。
トンクスと結婚したことは明かされた…というよりも
さらりと流されていたんだけど、息子が出来たことはこのシーンを見るまで
分からなかったという事実。
ウィキやなんやで実はテディという息子がいて、
ハリーが後見人となって育てているという話は聞いていたけれど、
ちょっとでもルーピンの幸せそうな家族の映像を出して欲しかった…かな。

少しだけ会話した後にハリーは蘇りの石を森に捨て、
ヴォルデモートの元に行きました。
石を捨てた理由としてはシリウスの言葉が引き金だったんじゃないかと思うんですが、
「みんなここにいる」と言ってシリウスはハリーの胸を指しました。
だから目に見えなくとも、4人はずっと自分の胸の中に居ると分かって、
ハリーにとって石は必要なくなったから、捨てたんじゃないかと思います。
また蘇りの石については元々ヴォルデモートの分霊箱でもあった、
指輪(ダンブルドアが破壊したやつ)に付いていたのが蘇りの石だったらしいですね。
その辺の一切も映画版では明らかになっていないので早く原作を読んで
詳しく内容が知りたくてたまりませんが…。

さて、ヴォルデモートの元に向かえば、何故かハグリッドが
デスイーター陣営に捕らわれていて「え?」と思いました。
どうやら省かれた部分らしいので、これの意味も詳しく分かりません。
そして対決。
ハリーは杖を構えることもなく、ただ為すがままにヴォルデモートに殺されました。
自分が死ぬことでヴォルデモートの消滅に一歩近づくのなら…
自分の死さえ受け入れて、後は仲間に託したんでしょうね。
このとき、まさか死なずに済むなんて思っていなかったでしょうから、
このときのハリーは本当に死ぬ決心をしていたのだと思います。

白いキングズ・クロス駅での出来事はちょっと消化不良です。
難しいので、ここいらは原作を読むまで変なことは書かないで起きます。

だた、どうしてハリーは死ななかったのかという不思議は言いたい!
ウィキの考察では…ハリーはニワトコの杖の真の持ち主であり、
ニワトコの杖自身が持ち主であるハリーを殺すことを拒否したために
ハリーの中のヴォルデモートの魂(分霊箱)だけを破壊し、
ハリー自身の魂を傷つけることはなかった…と解釈してありました。

「…なるほど」

確かにオリバンダー氏の話では杖は意志を持った物だということなので、
ニワトコの杖が自分の真の使い手であるハリーを殺したくない。
という気持ちになったというのは分からないでもないです。
けれど、もしそうであったとしたら…ニワトコの杖は本来
死の呪いを放つことすらしなかったのでないかと思います。
術者が違っていたとしてもヴォルデモートの意志に従い、
それなりの力を与えていたニワトコの杖。
もし、術者に逆らったのならば…最初から術が放てなくなるのでは?
けれどヴォルデモートは「最大の防御」呪文を打ち破り、
多くの人をニワトコの杖で殺してきました。
それになにより、ハリーは白いキングズ・クロス駅で
夢にしろダンブルドアと出会ったということは、
1度確実にハリーは黄泉の入り口を彷徨ったとしか思えません。
1回は死んだ。けれど、生き返った。というのが事実な気がするんですよね。

他にもこういった意見がありました。

4作目「炎のゴブレッド」でヴォルデモートはハリーの血を使って復活を遂げたので、
その時点でヴォルデモート自身がハリーの分霊箱にもなった。と。
つまりハリーはヴォルデモートの分霊箱であり、
またヴォルデモートもハリーの分霊箱であったという解釈です。
分霊箱をすべて破壊しない限り、本体も完全な死を遂げないということなので、
ヴォルデモートが例えハリーを殺そうと死の呪文を掛けても、
ヴォルデモート自身が生きている限り、ハリーは死ねないのです。
けれど、ハリーの中にあったヴォルデモートの分霊箱は本人の手によって破壊され、
ヴォルデモート自身のハリーによって殺されます。
けれどハリーにとっては分霊箱を破壊されただけなので、
ハリーは死ぬことがなかった…。

「なるほどね」

と、考えさせられますが、これにもいまいちしっくりきませんでした。
第一に分霊箱を作るときは必ず「殺人」を伴うわけで、
例えヴォルデモートの復活にハリーの血を使っただけで、
分霊箱となるのかどうか…そのとき、殺されたのはディゴリーですが、
殺したのはハリーでもなければヴォルデモートですらない。
全く関係のないワームテールでした。
まぁ、ワームテールの腕もヴォルデモート復活の際の材料なので
その辺が絡んでくるとすれば、なんともいえませんが…
Arionとしてはハリー自身が殺人を起こした訳ではないので
ヴォルデモートの中にハリーの分霊箱説はないかなーと思っています。

じゃあ、Arionはどうしてハリーが死ななかったのか?という疑問を
どう考えているのかと言えば…「死の秘宝」ですよ。
Arionとしてはハリーが死ななかったのはハリーが死の秘宝を3つ揃えたからだ。
と、思っています。
最終章のタイトルはなんたって「死の秘宝」ですよ。
なのに表だって話に絡んできたのはニワトコの杖ばかり…
蘇りの石は後半にちょこっとだけ出てきて…
透明マントもグリンゴッツでちょこっとだけ…なんて、おかしいと思いませんか?
死の秘宝について語ってくれたのはルーナの父親で
そのとき彼が最後になんと言ったのか覚えていますか?

「3つ揃えると死を制する者になれる」

死を制する…それこそハリーが死なずに生き返ってきたことだと思います。
透明マントは1作の時からハリーの持ち物でした。
物語の通り、父から受け継いだハリーは透明マントの正当な継承者だと思います。
(まぁ、ジェームズがそれをどうやって手に入れたのかは不明ですが…)
そしてニワトコの杖。
ドラコの継承権をハリーが自ら知らずに奪い取って勝ち取った者。
そして蘇りの石。
これはダンブルドアによってハリーに渡されたもの。
禁じられた森でスニッチを開け、蘇りの石を手にした時に、
ハリーは死の秘宝の3つをすべて手に入れた状態になった。
だから、死の呪文を受けても「死を制する者」だからこそ、
それを跳ね返す事が出来たんじゃないかと思えました。
跳ね返すというと語弊があるかも知れないんですが、
ハリーは確実に1度は死んだと思うんですよね。
そして死を辱めるような意味合いで生き返った。

ただ、ダンブルドアが蘇りの石をハリーに託したのは、
このことを予期して、ハリーが死なないようにするために
3つ目の秘宝を渡したんだとは思うんですが、
だとすればダンブルドアはハリーの手にニワトコの杖が渡ることも
予期していたのか?と思うんですよね。
ニワトコの杖がドラコ所有のままであれば「死の制する者」にはなれない。
死を回避することは出来ない…。
ダンブルドアがどこまで未来を予見できていたのかは分かりませんが、
サブタイトルが「死の秘宝」であることも、
絶対になんらかの意味があると思えばこそ、
ハリーは死の秘宝を3つ揃えたからこそ、死を回避したと思います。
じゃなきゃ、ハリー・ポッターとニワトコの杖でいんじゃね?
って思うくらいに透明マントと蘇りの石がおざなりですよね。

事実は謎のままですが、Arion的には読者にこうやっていろいろな仮説を立てて
想像させることもまた面白くていいんじゃないかと思います。
すべての謎が完全に解けた方がすっきりはしますが、
「なーんだ!」で終わってしまうので、こうやって終わっても楽しめるように
多少は謎な部分か残っても楽しいですよね。

さて、蘇ったハリーはヴォルデモートと最終対決に望みます。
ここでかっこよかったのはネビル。
ヴォルデモートを相手に取り、あそこまで声を上げて喋れるようになったのかと思えば、
彼の成長にもう感無量ですね。
1作目の時なんておどおどした雰囲気しかなかったのに…笑。

拍手[2回]

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さて、やっとスネイプの過去話ですね。
話には聞いていたのですが、一言でいえば「深い」です。
何が?と聞かれれば「愛が」と答えます。

幼い頃にリリーと出会い、彼女に心惹かれたスネイプ。
けれど、リリーはグリフィンドールに入り、
彼はスリザリンに入ることで、徐々に噛みあわなくなっていった二人。
何故、スネイプがデスイーターに入ることになったのか…
どうしてリリーと絶縁状態になる程に仲が悪くなってしまったのか…
ジェームズを嫌悪する程に嫌う詳しい理由は何か…
詳しいことは映画では完全に明るみにはなっていませんが、
ウィキや原作をチラ見した程度で、考察出来る分からないので
ここではあまり書きません。
原作を読んだ時にちゃんと考えたいと思っています。

なので、映画を見ただけの考察で言えば・・・
スネイプのリリーへの愛は本当に尽きることない無償の愛で
永遠の愛なんだなーと思いました。
リリーを助けたいと言う一念でデスイーターも
ヴォルデモートすらも裏切り、ダンブルドアに全てを投げ打って
リリーを助けたい…彼にあったのはその願いだけ。

スネイプの中ではリリーの存在が絶対…というか、
彼女の存在だけが自分の心を照らしてくれる太陽のような存在だった。
…そんな気がしてなりません。
例えそれが自分の存在を忘れてしまったとしても、
(忘れられた訳ではないと思いますが、絶縁状態ですしね)
でも、スネイプはリリーを忘れることも出来なければ、
彼女の存在なくては、自分が存在できないような感じ。
…なんと例えていいのか分からないんですが、
それにリリーは事実亡くなってしまったんですが、
スネイプにとってリリーは心の中で生きているし、
彼女の忘れ形見であるハリーの存在が、ある意味…
一番憎らしく、一番愛おしい存在で、彼の成長を見守ることが
今までの彼の生き甲斐だったのでないかと思えてならない。
見返してみると、スネイプはハリーのことを嫌っていると言いますが
1作目から、きちんとハリーの目はまっすぐに見つめているんです。
容姿のどれをとっても難いジェームズの姿をしている所為で
その感情を表に出すことは出来ず、勿論隠していることだったので
明らかにすることもなく…本当にスネイプは孤独ですよね。
その孤独に必死に耐え、弱音を誰にも明かすことなく、
一番危ない場所でたった一人で戦っていたと思えば、
「一番勇敢な人」だと言うハリーの言葉に頷ける。

そしてどちらかと言えばダンブルドアの言葉の方が
Arionにとっては衝撃でした。
スネイプの言葉はどれも厳しいものばかりでしたが、
それに異を唱えることなく「そうだ」としか答えなかった
ダンブルドアの真意は読みとれません。
心の底からそう思って頷いているのか…
それとも演技としてそう言っているだけなのか。
けれどスネイプを相手にダンブルドアが嘘を言わなければいけない理由はない。

「死ぬべき時に死ねるように生かしておいたのですか」
「屠るべき豚のように育ててきたのですか」

ヴォルデモートを完全に消し去るために、どうしても
ハリーの存在が「あってはならない」のだとしても、

「情でも移ったか」

と、平気で言えてしまうダンブルドアにどう思ってよいのやら。
ダンブルドアがハリーのことを何とも思っていないとは思えないけれど、
あの言葉にどういう意味があるのだろう。
後々ダンブルドアはハリーの元を訪れ、
「君は勇敢だった」と言葉を掛けるシーンがある。
その時にはスネイプと対峙していたような黒い影は見えないし、
逆にハリーの行動を称えるような言葉しか掛けない。
奥深い人だとは思うけれど、彼の考えが読めない。
小説にしても漫画にしても全てに答えは出なくていいとは思う…
敢えて隠してこうやって読者に色々と考えて貰うっていうのも
ある意味、手かもしれないけど…けど…彼の真意が知りたい。
でもハリーはダンブルドアを信じていたから分霊箱を探し続けたし、
ハリーは「自分が死ぬべきだ」と知った時も、
ショックではあっただろうけど、それを受け入れていたし、
それを知ったからといってダンブルドアに対する感情を変えたとは思えない。
もしダンブルドアを軽蔑したとすれば、息子に「アルバス」名前を
与えることはしないと思うからね。

リリーが殺されて、ゴドリックの谷に向かったスネイプが見たのは
死んだジェームズとリリーの亡骸、それを前に泣きじゃくる赤ん坊のハリー。
リリーを抱きしめて慟哭するスネイプには相当泣けた。
それを後ろからじっとみてるハリーの存在も泣ける。

感情が先に出てしまうようなシーンなので
どうも言葉で表すのは難しいんですが、
太陽の存在を失ってしまって、もうこの世の終わり。
結局絶縁状態で仲も戻せずにすれ違ったままで
(映画しか見てないの原作ではどうなっているのか)、
死に別れてしまって…

ダンブルドアの問いにスネイプは答えることはなく、
守護霊の呪文で応えますが、彼の守護霊は雌鹿でした。
ジェームズの守護霊は雄鹿というのは周知の事実で、
息子であるハリーもジェームズと同じく雄鹿です。
けれど、リリーの守護霊は何か明らかにされていませんでした。
なのに、それなのに…スネイプが雌鹿を出しただけで
殆んどの人が「リリーの守護霊と同じだ」と思ったことだと思います。
リリーの守護霊が雌鹿だなんて、少なくとも映画Verでは一言も
出てきていないのに(原作では出たかどうか分かりませんが)、
何故かそう思ったんですよね。
そしてスネイプは何も言葉にして言っていないのに、
それだけで今なおスネイプがリリーを愛する気持ちは
昔と変わっていないのだと思わされました。
それを見てダンブルドアが「リリーの…これほどの時が経とうとも…」
と言葉をなくしたように言えばスネイプは一言「永久に」とだけ答えます。

永久に…聞けばとても特別な言葉で、深い言葉ですが…
英語Verで見た際、この台詞は「always」という単語でした。
永久と言えば一番最初に頭に浮かんでくるのは「forever」だったんですが、
何故「always」という単語を使い、和訳を「永久に」としたのか。

その答えは、先にありました。

その後ハリーは死を覚悟してヴォルデモートを対峙するため
禁じられた森に向かい、そこで蘇りの石を手に入れました。
その石を使ってリリー、ジェームズ、シリウス、リーマスの4人と再会します。
言葉少なく会話した後、ハリーはリリーに頼み事をします。

「僕の傍にいて」
「ええ、ずっと」

なんらおかしくない会話です。
ですが、このリリーの返答が英語Verではスネイプと同じく「always」になっています。
それに気付いたとき、なんとなく「ああ」と理解できました。
リリーがハリーを想っていると同じくらいの愛情で
スネイプもリリーを想っていたのだと思います。
また「forever」は特別な意味を感じさせ、「always」は日常的な意味合いが感じられます。
つまり、スネイプやリリーが「always」を使った意味は、
それがより身近な存在で、より当たり前で、普通だと思っているから
「always」を使ったのではないかと思えました。
相手を愛していることが当たり前だったから、特別な「forever」ではなく
ふと「always」をつかってしまった…ということだったら素敵だなって思いました。

そしてスネイプ先生が大好きです。

拍手[56回]

ヘレナから髪飾りの隠し場所を聞いたハリーは必要の部屋に向かいます。
そんなハリーの足取りを「忍びの地図」追ったのがロンとハーマイオニー。
地図からハリーの足跡が消えた事にいち早く気が付いたのは意外にもロン。
ここへきて、ロンが異常に冴えているような描写が多く、
ハーマイオニーとロンの立場が逆転することがあるので、見てて面白いです。
あのハーマイオニーに「流石」とか「冴えてる!」と言わせている当たり
土壇場になってロンは結構冷静だと言う事が分かる・笑。

一方で最大の防御魔法が破られてしまったホグワーツでは、
ついにデスイーターと魔法のぶつかり合いが始まります。
…と、その前にマクゴナガル先生がフリットウィック先生に
「名前で呼びなさい」と言うシーンはかっこいいと思いました。
考えて見れば、ハリーとダンブルドア以外、ヴォルデモートのことを
名前で呼ぶ人物はいなかったですからね…
後々は騎士団のメンバーは呼ぶようになりますが、
後半まで「例のあの人」とか「闇の帝王」と呼称されることが多かった。
特に教師の中ではマクゴナガルがココに来て初めて
「ヴォルデモート」と名前を読んだのかもしれません。
また石像に魔法をかけた後の

「この呪文、一度使ってみたかったんですよ」

という茶目っ気たっぷりな発言に涙ながらに笑いがこぼれました。
スラグホーン先生も嫌々ながらに教師になっていたのに、
しっかり2年目も勤続していたり、フリットウィック先生や
モーリー(ウィーズリー夫人)が最大の防御魔法を掛けている場面は
音響効果もあって、何故か泣けてしまいました。
こんなにもまだたくさんの人がハリーを信じ、
自分達の未来を守るために、負けず戦う事を選んだのだと思うと…
もう涙が、止まらないんですよ。←最近、妙に涙もろい。

巨人族もヴォルデモート陣営。
ハグリッドの飼っていたアラゴグの子孫もヴォルデモート陣営。
他にも数多くの闇の魔法使いがヴォルデモートに加担する中、
ホグワーツ陣営の殆んどが、未熟な魔法使い・魔女…
戦える人員など殆んど少ないなかで、よくぞ戦ったと思いますね。
ホントに…。
校庭には当たり前に広がる生徒の死体。
校舎内にも無数に散乱する遺体の山。
でもって、元ロンの恋人でもあったラベンダー・ブラウンの死。
フレッドやリーマスが死亡すると言う事も情報としては
知っていましたが、それらの過程は映画では全て省いてありましたね。
けれど、フレッドの遺体を前にウィーズリー家のみんなが
泣いているシーンや、リーマスとトンクスのあの映像はダメだ!!
もう、涙腺が決壊した!!
特にリーマスとトンクスのあの…手が届きそうで
もうちょっと届かない感じが哀し過ぎてダメだった…。
原作では他に亡くなった生徒も多いみたいだけど、
映画で亡くなった主力メンバーはそれくらいかな…。

彼らが戦っている時に、ハリーは必要の部屋で見つけた髪飾りを破壊。
ヴォルデモートの最後の分霊箱がナギニだと分かって、
ロン達と一緒にボートハウスに向かいました。

そこでスネイプとヴォルデモートの会話を盗み聞きしてしまい、
スネイプが殺されてしまう現場に出くわす…。
そして死の間際に瀕したスネイプを看取るのがハリーな訳です。
「これを取れ(日本語Ver)」とスネイプが言った時、
Arionは普通に彼が涙を流しているのだと思ってしまいました。
以前に、スラグホーン先生が記憶の一部を取り出した時は
杖を遣って頭の側部から抜き取るような感じでしたよね。
だから、まさか瞳から零れたアレが記憶の一部とは思わなかったです。
そして、それを言われた通りに取ったハリーに対して

「私を見てくれ(日本語Ver)」

と言った時、次の台詞を聞かなくてもスネイプがどうして
そうしてほしかったのか分かりました。

「リリーと同じ目をしている(日本語Ver)」

リリーと同じ目だからこそ、そのリリーの目に見つめられて
看取られて死にたいと思ったんだろうなと思いました。
ハリーの中で唯一リリーの面影のある目…
正直、スネイプ先生の死にすごく意味のあるものだと思っていたArionにとって
あっさりとなくなってしまったことはちょっと拍子抜けでした。
けれど、彼の残してくれた記憶の一部が、全てを明らかにしてくれましたね。

ってかやっぱり後編で済まなかったです・
最終編にしておわりにします!

拍手[1回]

アバーフォースに助けられてホグワーツに侵入したハリー一行。
久々に登場したようなネビル、チョウ・チャン、パーバティ姉妹、
シェーマス、ディーン、ラベンダーなどなど…
久し振りのメンバーばかりで心踊るしーんですよね!!

でも、ちょっと待って?
ホグワーツは7年制で1作に付き1年づつ歳を重ねてきたハリー達にとって
今作「死の秘宝」ではハリー達が7年生のはず…つまりは最高学年。
なのに、なんでチョウ・チャンがいるんだい?
チョウはハリー達よりも1つ年上設定だったから、
去年卒業している筈なんだけどな…笑。
ホグワーツにも留年制度でもあるのだろうか…?爆。
何気なしに謎なんだけど…

大広間でのハリーとスネイプのタイマンは然り、
後ろの扉から仲間が現れるシーンや、
マクゴナガル先生との決闘シーンはとても興奮しました!!
あの厳格で冷静であるはずのマクゴナガル先生が
見ても分かるような怒りを内に秘め、「臆病者!(日本語Ver)」と
声を荒げて怒鳴ったりするのは驚きでしたー!
でも同時にスカッとしましたね!
元々マクゴナガル先生は生徒にむやみやたらに体罰を行う事自体
とっても嫌っていた先生だったし…
【4作の「炎のゴブレッド」ではムーディ先生が(実際は
 クラウチJrが化けていたけど)ドラコを体罰していた時に止めに掛かり、
 5作目の「不死鳥の騎士団」ではハリーに罰を与えたドローレスと
 廊下で言い争っている】
副校長として現状を見ているのは一番辛かったんじゃないかな?と思う。
マクゴナガル先生なら、一番にダンブルドアの後を継いで校長になって
いいようなものを…スネイプがヴォルデモートのいいなりになって
闇の魔術の授業とか…7年生が1年生相手に「磔の呪文」の練習とか、
マクゴナガル先生にとっては耐えがたい状況だったと思う。
その怒りが爆発したのが、あの決闘のシーン。
何も言わないし、基本怒鳴ったりもしてないんだけど、
マギー・スミスの演技からふつふつと沸き起こってる怒りの感情が
上手く表現されていて、いい知れない気持ちになった。

また、その後のフィルチに向かって
「この救いようのないバカ!(日本語Ver)」とか
普段なら絶対に言わないような言葉を遣っている辺り、
マクゴナガル先生自身の気持ちが荒ぶっているのが分かる。
けれど、ハリーに向かっては優しく声を掛け、

「城は私が守ります(日本語Ver)」

と言った時は鳥肌がたった。
なんてかっこいい先生なんだろうかと…感動して涙が出た。
今、見ても泣ける言葉。
実績があるだけに彼女なら「守ってくれる」と思わせてくれるよね。

そしてハリーはロウェナ・レイブンクローに関係する物を探しに行くんだけど、
その途中でルーナに声を掛けられます。
けれどハリーは「後で話そう」と言って彼女の言葉に取り次ぎません。
その前にハリーはロンとハーマイオニーにも声を掛けられていますが、
彼女達に声を掛けられた時はちゃんと足を止めて話を聞いていました。
まぁ、気にしなくてもいいことだし、分かり切ったことなんだけど、
ハリーにとってあの二人の存在がどれだけ大きいのか…
比べる事が出来るシーンだな…と思いました。
急いでいるのも、焦っているのも同じなのに、
ロンとハーマイオニーから声を掛けられたらちゃんと話を聞く。
けれど、ルーナの話は聞かない…。
まぁ、自分と付き合っていた時間も長いし、よく知った人物だから
そうなるのは当たりまえなんだろうけど、
どれだけハリーが彼女たちを信じているのか、よく分かるシーンだよね。
とは言いつつ、自分の娘にはリリー・ルーナ・ポッターって
ルーナの名前を貰ってるんだけどね・笑。

さて、灰色のレディこと「ヘレナ」との会話シーンも
原作を読んでいないArionにとっては結構解読が難しいシーンでもあります。
原作ではヘレナが母親の髪飾りを隠したことや、
それをヘレナ本人からトムが聞き出して分霊箱とし、
再度自分が隠したことなど…詳しく書いてあるのでしょうが…
現状Arionは何故、ヘレナが髪飾りを盗んだのかすらの理由も分かりません…。
それはおいおい、原作をしっかりと読み解きたいと思っています。

ハリーがヘレナから髪飾りの在りかを聞いている一方、
地下の向かったロンとハーマイオニーは、
懐かしい秘密の部屋に足を踏み入れていました。
2作目の秘密の部屋の時、ハーマイオニーはバジリスクによって
石になってしまったので、実際に秘密の部屋に行くのは初めてだよね?
そのバジリスクも5年の月日が経っているので既に白骨化してました・笑。
その牙でベラトリックスの金庫から盗み出した分霊箱の一つ
「ヘルガ・ハッフルパフのカップ」(金杯)をハーマイオニーが破壊。
その後のロンとの濃厚なキスシーンは、語り継がれそうなくらいいい絵になってましたねー!
キスした後の笑顔が二人ともかわいいんだもん!


中編って書いてみたんだけど、後編で終わるかどうか不安になって来たよ。

拍手[0回]

さて、では1作目であり1冊目、1巻の賢者の石の考察?感想に行きます。

まぁ、分かってはいるんですが、全455Pの超大作小説を実際に映画にして撮れば、
確実に2時間半なんぞの時間枠に納まりきれないのは承知の上です。
特にArionはHP世界を映画から入った人間なので、
映画のことは悪いとは全く思いません。

寧ろクオリティをあまり下げずにあれだけのロング作品をキャストをほぼ変えずに
10年かけて制作した点においては感嘆の溜息を漏らすほどに感動します。
だから以降、色々書いてもそれは映画も原作も批判するつもりは
毛頭ありませんので、そこだけはご了承頂けたら幸いです。
HPファンって多いうえに、結構信望厚い人が多いので、
下手なことは言えませんが、出来る限り本音で語りたいなーと思います。

話はストーリーに沿った形で書くつもりなので、多分無駄に長いです。
なので場合によってはいくつかに分けて、載せるかもしれません。

原作ではハリーの存在よりも、先にダーズリー一家が冒頭に出て来ますね。
特に家長であるダーズリー氏は穴あけドリル会社の社長という設定。
映画ではどこに勤めているとかまでは詳しく明かされていなかったので、
「へぇー」と声を漏らしたところでした。
まぁ、映画でも結構裕福そうな暮らしではありましたし、
息子のダドリーには色々と物を買い与えては壊されても、
彼を叱りつけるシーンが一切ないので、
それなりの資産家か、会社でも重役なんだろうな…
とは、なんとなく予想はしていましたけどね。
まさか社長とはね…ってことはダドリーはあれで社長息子。
つまりは御曹司と言い訳ですよ。うわ…これは2代目で潰れますね・笑。

その他にダーズリー氏が以外にも妻であるペチュニアに
気を使っているのがちょっと驚きでした。
ハリーを虫けら扱いする中、真逆に息子を溺愛する父。
けれど映画の中ではどちらかというと亭主関白のような
雰囲気を醸し出していたダーズリー氏が「ポッター」という言葉を妻に向かって
使うか、使わないかを悩む辺り、一家の大黒柱や夫、父という点では
結構普通の人なのだな…と思わされるシーンでもありました。
その気持ちが少しでもハリーに向いてくれればいいのに…
とは思いますけどネ。

そしてダーズリー家の前で会うことになった、ダンブルドアとマクゴナガル。
面白い事に1巻のこの最初のシーンだけ、ダンブルドアの話口調が
あまり「~じゃ」とかでなく普通に翻訳されているのが、新鮮味があって面白い。

「1日中?お祝いしていればよかったのに。ここに来る途中、
 お祭りやらパーティやら、ずいぶんたくさん見ましたよ」
「みんなを責めるわけにはいかんでしょう」(1巻から抜粋)

ってな感じです。
映画からHPに参加したArionとしてはどうしても
俳優のマイケル・ガンボンのイメージが強く
酷く「~じゃ」とか「~のう」って言ってるイメージが大きいんです。
だからあまりにも普通に丁寧語で話されると違和感を感じてしまう。
因みに映画の1と2でダンブルドアを演じたのはリチャード・ハリス。
彼は病気で2作目を撮り終えた後に亡くなったことで、
3作目からはマイケルが後任したということだ。



リチャード・ハリスのダンブルドア役はとにかくとても優しいイメージが強い。
まぁ、1作と2作目なんてまだまだハリー・ポッターの闇の部分には
触れていないから優しい部分が一番強く見えてしまう回なんだろうけど、
それでもマイケル・ガンボンと比べると優しいおじいちゃん…て感じがする。
(でもすっ呆けはリチャードの方が上手い・笑)

 

逆にマイケル・ガンボンは優しいんだけど奥が見えない感じ。
深い…表面上はにこやかで親切で、人当たりがいいんだけど、
どこが暗い部分を持ってるような気がしてならない人物…って気がする。
それだけ俳優として演技が上手いんだろうけど。
だからArionとしてはマイケル・ガンボンの演技が好きだな。
(他にマイケルは眼差しが強い。眼力と言うか、意志の強そうな眼をしてる)
ついでにリチャード・ハリスにとって、秘密の部屋は遺作となった。

 

さて、リリーとペチュニアが姉妹であるのは周知の事実ですが、
そのどっちが姉でどっちが妹なのかという謎は結構後々まで引っ付いて回ってました。
というのも、翻訳者が1巻で間違えてリリーがペチュニアの姉と
間違って翻訳した事があるので、その後も日本ではペチュニアはリリーの妹。
と誤解されていたことが長かったんですね。
現在ではJ.K.ローリング自身がリリーは妹。と口にしたので、誤解は解けていますが…
初版の賢者の石には「姉」と誤訳したままの出版がされているようですよ。
ちなみにArionが持っているのは44刷なので「妹」と正しい翻訳に変更されていました。
そういうのを見つけるのも楽しいですよね・笑。

映画ではハリーを見つけたハグリッドはその日のうちに海の小屋で出ると、
そのまま「漏れ鍋」に向かい、ダイヤゴン横丁で買い物します。
その後は「漏れ鍋」にて宿を取り、そこでヴォルデモートの存在を聞き出します。
9月1日までの残りの日数をはグリッドと共に漏れ鍋で過ごし、9月1日には
ハグリッドに見送られてキングズ・クロス駅に向かいました。

けれど、原作の方はそうではありません。
ハグリッドはハリーを見つけ、しこたまダーズリー一家と問答を起こした後、
ダーズリー一家のいる目の前でヴォルデモートのことを話し、
そのまま海の家にて1泊・笑。
翌日にハリーと朝早くに出かけ、漏れ鍋、ダイヤゴン横丁へと向かいます。
買い物を済ませると、一旦ハグリッドはハリーをダーズリー家まで送り、
ハリーは9月1日まで今まで通り、ダーズリー家で過ごしているのです。
そして9月1日はダーズリー氏に車で送ってもらいキングズ・クロス駅に行ってました。

この違いは結構大きいですよね。
なにせ映画ではダーズリー一家はヴォルデモートのことを
一切知らないような設定になっているのですが
原作では(ハグリッドの話を聞いていたかは分かりませんが)
少なくともヴォルデモートの名前を聞いたことになっているのですからねー。

ダーズリー一家の家長であるダーズリー氏。
ハリーに対しては酷くつらく当たることで有名ですが、
彼は本当にハリーの事を嫌っていたのでしょうか?

「確かにおまえは少々おかしい。だが、おそらく、
 みっちり叩きなおせば治るだろう…」(1巻抜粋)

この台詞はハリーが自分の正体を知った時にダーズリー氏がハリーに向かって言った言葉です。
おかしいと思いませんか?
どうでもいい、寧ろ関わり合いになりたくないと思っているんだったら、
ハリーの存在をまず消すこと(家から追い出す、孤児院に入れるとか)を
1番にすればいいのに、それすらもせず、逆に留めるように
監禁に近いことをするダーズリー氏。
愛情が一切なければ、相手に興味すら沸かず…ないものとして扱うのでは?
それに比べてダーズリー氏はハリーに対して「みっちりたたき直せば~」と口走っています。
「まとも、普通」が一番だと思うダーズリー一家にとって、
ハリーのような「不可思議、魔法」といった
存在はタブーなのに、それらをたたき直して「普通」にさせようとしているあたりが、
ダーズリー氏にとっては最大の愛情のようにも感じられます。
ペチュニアがハリーのことを想うのは、少なからず
「妹の息子」つまりは「甥」という存在であるから。
と、気持ちの上では整理がつきますが、ダーズリー氏に関しては違いますよね。
戸籍上では甥と叔父の関係でしょうが、血の繋がりは一切ない。赤の他人です。
そんなダーズリー氏…ハリーに対して少なからず愛情を抱いていたとして、原作を読めば…
違った楽しみ方(ゲスな勘ぐりだけど)ができますね・笑。

グリンゴッツではゴブリンが出てきますね。
一般的にゴブリンと言えば以下のようなイラストが検出されました・笑。

  

当時?はゴブリンという言葉を使ったところで、
読者たちがわかりにくいと思ったんでしょう。
翻訳には「小鬼」という単語で表現されていました。
日本で小鬼と言えばこんな感じに表現されることが多いですよね。

 

(某子供向けアニメの小鬼が検索で一番に出てきたので相当噴いた)

まぁ、実際に映画では小鬼の想像とは全く違うゴブリン…
ゴブリンと言うよりもドワーフのような存在でしたけどね。

  

しかもドワーフは土の妖精と言われ、金銀財宝の細工仕事や
土を掘るのが得意という性質があります。
土を掘るのは肉体労働ですから、どうも戦闘員チックに筋肉ムキムキで、
武装されスコップや斧なんかを持った姿で表現されがちですが、
一応は妖精の部類です・笑。
グリンゴッツのゴブリンたちも小人姿で、銀行は地中深くに存在してますね。
そんな似通った点からドワーフをモチーフに作られた存在のような気もします。


さて、映画「死の秘宝」では「グリップフック」という
ゴブリンが結構重要な役割で出ていました。
グリップフックはグリンゴッツへ忍び込もうとするハリーたちを
条件付きで手助けする役なのですが、ハリーとの会話で
1作目にも登場しているような口ぶりでしたが、
Arionは全く記憶にありませんでした。
再度1巻を読んでみれば、初めてグリンゴッツを訪れたハリーと付き添いのハグリッドを
実際に金庫まで送り届けたのが、グリップフックという設定だったんですね。
だからハリーとグリップフックは面識のある存在だったんですなー。
そう分かればなおさらもう1度映画を見るのが楽しくなりますね。

またハグリッドはハリーに対してこうも言っています。

「噂では重要な金庫はドラゴンが守っているということだ」(1巻抜粋)

実際に「死の秘宝part2」ではベラトリックスの金庫を守っていたのはドラゴンでした。
ハグリッドの言葉は真実で、著者のJ.K.ローリング氏は
最初からこの設定を考えていたということですね。
しかも、1巻でそう会話しておきながらその時点では
「ハグリッドはドラゴンが欲しい」という話に視点が向けられ、
その後ハグリッドは実際にノーバードというドラゴンをペットとして手に入れます。
その話が終わった時点で「グリンゴッツの金庫にドラゴンがいるかも」なんて話は忘れてしまいます。
読み返したときに「あ!」と気付ける点だと思えば、本当にすごいと思いますね。

また1年次に購入するべき教科書の中に「魔法史 バチルダ・バグショット」の名前も見つけます。
実はハリーはバチルダの魔法史を持ってたんですねー。
バチルダ・バグショットも後々に重大な役割を持って登場するので、
名前を見つけると笑みがこぼれます。


オリバンダーの杖ではハリーの両親が買った杖の事を教えてもらえます。
リリーが買ったのは

「26センチの長さ。柳の木でできていて、振りやすい、妖精の呪文にはぴったりの杖」

だそう。
その通りにリリーはスラグホーン先生に妖精の呪文で
かわいらしい金魚をプレゼントしてましたねー。
またジェームズが買ったのは

「マホガニーの28センチよくしなる杖。どれより力があって変身術には最高」

だそう。
ジェームズもピーターの為に「動物もどき」を覚えたり、
変身術に関しては類い希なる才能を持った人でしたね。
すでに1巻で3巻のことや5巻のことをちらりとにおわせているあたりが、
実はJ.K.ローリングが1巻を出筆したときには話の大筋はもちろん、
細かい設定まで決まっていたという証拠ですね。
因みにハリーが買ったのは

「滅多にない組み合わせ。柊と不死鳥の羽根(尾羽根)、28センチ、良質でしなやか」

ヴォルデモートは「34センチ、イチイの木」…
不死鳥の尾羽根はハリーと同じものですね。

さてだいぶ長くなってしまったので、次回に繰り越します。
次はホグワーツ特急から行きましょう。

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久々に「Arionの独断と偏見の考察」のお時間です。
最近思う事はあっても中々それを文章に起こす時間がなくて
書いてなかったんですよねー。
特に最近は寝ても、冷めても結構HPに嵌っていて、
映画はほぼ毎日見返してたり(通勤中に見てる)、
仕事の合間の昼休憩には本読んでてたりしてますね。

今回は映画最終章の死の秘宝part2について
無駄に語りたいなーと思います。

因みに本を読み返してはいますが、Arionは原作をまともには
3巻までしか読んだことがなく、現在は1巻から読み返しているので
映画は全部見ましたが、原作のところどころは詳しく知りません。
なので、「え?違うよ!」と思う事もあるでしょうが、
まァ、聞き流して下さいねー・笑。

映画の冒頭は全くの前作の続きでしたねー。
ヴォルデモートがダンブルドアの墓暴きから始まって…
本当に続編なんだなーと思わされたシーンですね。

それからスネイプの学校を一望するシーン…
あの時のスネイプ先生の憂いた表情はなんとも複雑で…
どうにも辛いものがありました。
既にpart1の途中で校長に就任が決まっていたスネイプは
この時、校長と言う立場からして学校を見下ろしていたんでしょうが
一体何を考えているのか…考えさせれられる瞬間です。
ダンブルドアに言われるがままに彼を殺し、
彼の味方をし、彼の言われるがままに行動するも
それは結局ヴォルデモートの立場をよくすることばかりで、
自分が一体何者なのか分からなくなってしまったような…
複雑は表情でした。

一方ハリー達はベラトリックス達から逃れて、
ビル達と合流し、怪我を癒していましてが、
とにかくpart1でのドビーの死があまりにも悲劇的過ぎて、
ちょっと現実を受け止めるまでに時間が掛かりましたね。
あ、あと…ハーマイオニーが元気そうでちょっと安心しました。

そして助けられたゴブリンのグリップフックと1話目で
ハリーに杖を売ってくれたオリバンダーと話すことになる。
特に面白いのがグリップフックとの会話で、
お互いが裏を描こうとする言葉のやり取りが面白い。
またグリップフックは1話目でも出て来たらしく、
ハリーが金庫に自分の金を取りに来た時のことを知っていたんですねー。
この辺りがArionも記憶が曖昧なんですが、
今、丁度1巻を読んでいて、当時初めてグリンゴッツにやって来た
ハリーと付き添いのハグリッドを金庫に実際に案内したのが
グリップフックだったんですね。
読み返したり、映画を見てから再度読み直すと、
新しい発見があって中々たのしいですね。

でもって、グリップフックと話したハリー達は
グリンゴッツに入りたいと話を持ちかけ、
彼にその手伝いをしてほしいと言い出すのです。
抜け目のないグリップフックはその報酬として
ハリー達が手に入れたグリフィンドールの剣が欲しいと言いだします。
グリフィンドールの剣は分霊箱を破壊する為に必要な道具であり、
それを彼に渡してしまえば、例え分霊箱を手に入れたとしても
破壊出来なくなると言うロン。
でも思ったんですがね、グリフィンドールの剣は
使うに相応しいグリフィンドール生の元に現れると聞いていたので、
Arionはその心配はなんじゃないか?と思っていましたけどね・笑。


さて、グリンゴッツに侵入した際のハーマイオニーの作戦が…
というか、その演技が面白かったです。
ハーマイオニー達はデスイーターである面々に化けて
グリンゴッツに侵入することになるが…
ベラトリックス役のヘレナが、
「ベラトリックスに化けたハーマイオニーの役」をする訳で、
みている方としてはそうとしか思えないくらいハーマイオニーなんだけど
本当はベラトリックス自身であるヘレナが演じてるんですよね。
そう思うと、俳優や女優さんの演技力と言うのは凄いとしか思えない。
完全にベラに化けたハーマイオニーにしか見えないんだから…笑。
視線の動きや、挙動もそうだけど…彼女からにじみ出る
不安や迷い、戸惑いなんかがもうハーマイオニーそのもの・爆。
あれはみてて楽しいね。

無事に分霊箱であるゴブレッドを盗み出したハリー達は
銀行内に飼われていた?ドラゴンを上手く利用して
脱出することに成功しますが、この時の絵は非常に好きです。
空を舞うドラゴンが素敵です。
あのシーンは結構お気に入りですね!

それから海かな?に落ちて次の行動を話し合うシーンがあるんですが、
この時、びしょ濡れになった服を着替えるために着替えのシーンがありました。
勿論、エマは女の子なので脱ぐシーンはないんですが、
ハリーとロンはがっつり着替えてました…が!
そこで酷く残念だったのがロンの腹・笑。
いや、ハリー程に(役柄的にも)鍛えては無いだろうなーと
思いましたが、それにしてもあれは酷いです。
中肉中背もいいところで、お腹がポヨンポヨンでした…orz
服を着てる時は何も思わなかったんですが、
脱ぐと…「すごいんですね」…。ごめんね、ロンファンのお嬢たち。
まあ、ダニエルも結構似た感じだったけどね・爆。

次はホグワーツに行くことになり、ホグズミードを訪れたハリー達。
そこでダンブルドアの弟である、アバーフォースに出逢いますが、
上映時間の都合もあってでしょうね…アバーフォースとアルバスの
関係は一切謎に包まれたままに終わってしまいました。
Arionはまだ原作を読み終わっていないので、実際にも
いまいち彼ら兄弟のわだかまりが何か詳しく知らないですし、
妹のアリアナと死とどういった関係があったのかもわかりません。

その辺はおいおいに原作を読んでしりたいなーと思います。
ちょっと話が長くなりすぎるので、この続きはまた後日に書きたいと思います。

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ハリー・ポッターと死の秘宝part2をついに見ました。
つい最近やっとの思いでpart1を見て、
それから1ヶ月もしないうちにpart2をみたんですが、
感動…と一言で片づけるには勿体ないくらいの感情があふれ出ます。

とりあえずpart2まで見たんですがpart1の感想をば。

Arionは原作を読んでいない状態で、
映画からハリポタ世界に入り込みましたが、
1は映画館で見て、その後は全作品DVDを購入してみました。
途中から原作にも手を出し3巻までは読んだと思うのですが、
完璧に挫折し、5巻まで本は持っているけど読んでないという状態。

そんな中でもハリポタ世界は終末を迎え、作品は完結してしまいましたね。
噂に聞く所で、死の秘宝では大方のキャラクターが死亡してしまうと聞き、
ティキン野郎はArionは中々手が出せず見れなかったんですが、
「ええい!!」と思ってこの前やっと見ました。

立て続けにpart1と2を見たんですが、
正直にいえば1の方が怖かったです。
原作を読んでいないので一体どうなるのかと不安でしたが、
というか、謎のプリンスの後半でダンブルドアが
分霊箱を取り出すために水を飲むシーンがありましたよね?
もう、あの辺から見てられないくらいに怖かったんです。
Arionは相当なティキン野郎なもので…。

挙句に殺された訳ですが…ダンブルドアの「頼む…」という台詞は
なんとなく察しが付いていました。
ドラコに人殺しをさせたくないと言うダンブルドアの想いと、
だからと言ってそれを望めば自分は死なず、
破れぬ誓いを立てたスネイプが死んでしまうことになる。
それもまたダンブルドアの本意ではなく、
ドラコに人殺しをさせず、尚、スネイプを死なせないためには
スネイプに自身を殺させる事が一番最適になのだということ。
ついでに死の秘宝を見て、ダンブルドアは
自分の寿命があと1年と言う事を知り、二人を救うために
自分の命を差し出したと言っても過言ではないと思う。

「頼む」と言う言葉は「お前が私を殺してくれ」という
ダンブルドアの願いだったんだろうなー…と思えば深い一言。

さてさて前置きがすんごく長くなったけど、
part1で一番怖かったのは、マルフォイ低での
ベラトリックスとのやり取りで、特にハーマイオニーが
彼女に拷問されているシーンは聞くに堪えない悲鳴で辛かったです。
悲痛な悲鳴に地下牢で聞きつつも、成す術もないハリーとロンを想えば
可哀想で、可哀想で…あれはみてて相当辛かったです。
Arionは酷く感情移入しやすい人種です。
そこへドビーが現れた時の喜びようは言葉では表せなかった!!
しかもドビーは妖精ですから…!と魔法封じをもろともせずに
魔法を遣ってルーナ達を救い出した時には…もう、
おま、大好きだよ!!ばか!!っと思った。

でもってハーマイオニーを助ける時も、べらトリックスに「殺す気か!」
と尋ねられ「ドビーは殺したりしません。
ただちょっと怪我をしてもらえたら…(的なことを言っていた)」ので
大いに噴き出しました。
すごい敬語使って丁寧に説明してるけど、ものすごいことを言っている。
なんだよ、お前、ほんと、大好きだよ!!
っともうドビー愛が炸裂していた将にその時に起こってしまった出来事。
ベラトリックスの投げたナイフはドビーの魔法に吸い込まれるように
一緒に消えてしまい…
みんな助かったー!!とぬか喜びしていた自分がバカでした。

しかもドビーの最後の言葉が重すぎて、深すぎて、
もう涙なしには見れない状態でした。

あんなに2では大嫌いだと思っていたドビーが、
徐々に、回を増す度に重要な存在になっていて、
最後はハリーを守るために、友達を助けるためにその命を犠牲にした。
本当に、本当に、いいやつだったよ、ドビー。
今でも思い出すと涙が出ます…。

「ドビーは幸せです」

そういってハリーの腕の中で眠るように逝ったドビーは
本当に幸せだったんでしょうけど、やっぱり哀しい。

part1の最初で以外にもあっさりとムーディ先生の死を知らされ、
その時は悲しみよりも驚きの方が勝っていました。
炎のゴブレッドで初回登場を果たしたマッドアイ・ムーディですが、
その殆んどがクラウチJrという事で、
彼自身がまともに登場したのは次の回の不死鳥の騎士団からですね。
ほんの少しの間しか登場していませんが、ハリーの良き理解者であり、
とても彼のことを心配していた人物の一人です。

他にヘドウィグが死んだ時もショックでしたが、
こちらもあまりに突然な出来事だったので、
放心状態に駆られたというか、あまり現実感のない感じでした。

けれどドビーの時はリアルに現実を目の前で突きつけられた分、
ショックがデカイものだっと思います。
ハリーは魔法使いではありますが、11年間も魔法世界を知らずに
マグルの世界で生きてきたこともあり、
ドビーを一人の友人として、きちんとした形で弔ってあげたいと思ったのでしょう。
魔法で火葬するでもなく、魔法の力を遣う事なく、
自らの手で友人を埋葬する為の穴を掘り、自分の手で
眠らせてあげたいと思ったのだと思います。

さて、亡くなった方の話はここまでにして…まずはドラコ。
ベラトリックスの(正確にはマルフォイ低)でハリー達が捕まった時、
ハーマイオニーの呪文で顔の形を一時的に変えられたハリー。
その変装を見分けるためにドラコが現れたのですが、
ドラコは確実に彼がハリーだと分かりつつ、
ベラトリックスに「ハリーだ」とは告げませんでした。
これは何故か…。原書を読んでないArionの勝手な妄想ですが、
ドラコ自身もう戦いを続けたくないという思いがあったんだと思います。
ダンブルドアを殺せとヴォルデモートに言われた時、
失敗続きで自分の命が危ういことを知ったドラコはトイレで泣いていました。
確かに彼は自分の命を一番に考えてしまう卑劣で卑怯者かも知れませんが、
他人の命を奪うと言う行為は彼には出来なかった。
そこまでの悪人になりきることは出来なかった少年でした。
特にハリーとは今でこそ険悪ムードまっしぐらですが、
思い出してみて下さい?
1で組み分け帽子の儀式の前…なんとマルフォイからハリーに声を掛け
手を差し出して「僕が教えてあげよう」なんて言ってましたよね。
つまり、マルフォイ自身はそこまでハリーのことを
敵視していた訳ではないと思いました。
勿論、それを拒否され、その後ハリーの方がなんだかんだと学校内で
その存在が目立ってしまい、ドラコ的には面白くない…
という思いから敵視し始めたのでしょうが、
基本的に臆病風なドラコがそんな敵視からハリーを殺そうと思う訳がないんですよね。

映画を見てた誰しもが思ったことと思いますが、
ドラコは家柄的に無理やり遣らされている感が否めません。
本人は遣りたくない、したくない!!のに、家族や家庭環境…
一族の掟…に縛られ、遣らざるを得ない状況なんです。
それだけを想えばドラコにも同情したくなる思いです。
もしドラコの生まれた先がマルフォイ家ではなければ、
案外、ハリーとドラコはいい友達になっていたのかも知れないと思います。
いいライバルというか…なんというか。

part1を見て思ったのはそれくらいですかね。
ああ、初登場のビル・ウィーズリーが思いの外
イケメンすぎる俳優を使っていたのでどきどきしちゃったのは内緒です。
他にネビルの登場がすごく少なかったので驚きました。

ロンが一時仲違いをしてしまった時はすごくショックでしたけど、
あんな状況で、不安要素ばかりのような事態では
ロンの発言や行動と言うのはあり得なくないかな?と結構淡々と見てしまいました。
特にロンは家族が多いので、しかも魔法族だし…
心配になってハリーに喰ってかかるのも仕方ない気がしました。
でも「君には家族がいない!」っていうのは言い過ぎましたけどね。

時間を見つけて必ずpart2の感想も書きたいなーと思います。

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