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Histoire - イストワール -
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ヘレナから髪飾りの隠し場所を聞いたハリーは必要の部屋に向かいます。
そんなハリーの足取りを「忍びの地図」追ったのがロンとハーマイオニー。
地図からハリーの足跡が消えた事にいち早く気が付いたのは意外にもロン。
ここへきて、ロンが異常に冴えているような描写が多く、
ハーマイオニーとロンの立場が逆転することがあるので、見てて面白いです。
あのハーマイオニーに「流石」とか「冴えてる!」と言わせている当たり
土壇場になってロンは結構冷静だと言う事が分かる・笑。

一方で最大の防御魔法が破られてしまったホグワーツでは、
ついにデスイーターと魔法のぶつかり合いが始まります。
…と、その前にマクゴナガル先生がフリットウィック先生に
「名前で呼びなさい」と言うシーンはかっこいいと思いました。
考えて見れば、ハリーとダンブルドア以外、ヴォルデモートのことを
名前で呼ぶ人物はいなかったですからね…
後々は騎士団のメンバーは呼ぶようになりますが、
後半まで「例のあの人」とか「闇の帝王」と呼称されることが多かった。
特に教師の中ではマクゴナガルがココに来て初めて
「ヴォルデモート」と名前を読んだのかもしれません。
また石像に魔法をかけた後の

「この呪文、一度使ってみたかったんですよ」

という茶目っ気たっぷりな発言に涙ながらに笑いがこぼれました。
スラグホーン先生も嫌々ながらに教師になっていたのに、
しっかり2年目も勤続していたり、フリットウィック先生や
モーリー(ウィーズリー夫人)が最大の防御魔法を掛けている場面は
音響効果もあって、何故か泣けてしまいました。
こんなにもまだたくさんの人がハリーを信じ、
自分達の未来を守るために、負けず戦う事を選んだのだと思うと…
もう涙が、止まらないんですよ。←最近、妙に涙もろい。

巨人族もヴォルデモート陣営。
ハグリッドの飼っていたアラゴグの子孫もヴォルデモート陣営。
他にも数多くの闇の魔法使いがヴォルデモートに加担する中、
ホグワーツ陣営の殆んどが、未熟な魔法使い・魔女…
戦える人員など殆んど少ないなかで、よくぞ戦ったと思いますね。
ホントに…。
校庭には当たり前に広がる生徒の死体。
校舎内にも無数に散乱する遺体の山。
でもって、元ロンの恋人でもあったラベンダー・ブラウンの死。
フレッドやリーマスが死亡すると言う事も情報としては
知っていましたが、それらの過程は映画では全て省いてありましたね。
けれど、フレッドの遺体を前にウィーズリー家のみんなが
泣いているシーンや、リーマスとトンクスのあの映像はダメだ!!
もう、涙腺が決壊した!!
特にリーマスとトンクスのあの…手が届きそうで
もうちょっと届かない感じが哀し過ぎてダメだった…。
原作では他に亡くなった生徒も多いみたいだけど、
映画で亡くなった主力メンバーはそれくらいかな…。

彼らが戦っている時に、ハリーは必要の部屋で見つけた髪飾りを破壊。
ヴォルデモートの最後の分霊箱がナギニだと分かって、
ロン達と一緒にボートハウスに向かいました。

そこでスネイプとヴォルデモートの会話を盗み聞きしてしまい、
スネイプが殺されてしまう現場に出くわす…。
そして死の間際に瀕したスネイプを看取るのがハリーな訳です。
「これを取れ(日本語Ver)」とスネイプが言った時、
Arionは普通に彼が涙を流しているのだと思ってしまいました。
以前に、スラグホーン先生が記憶の一部を取り出した時は
杖を遣って頭の側部から抜き取るような感じでしたよね。
だから、まさか瞳から零れたアレが記憶の一部とは思わなかったです。
そして、それを言われた通りに取ったハリーに対して

「私を見てくれ(日本語Ver)」

と言った時、次の台詞を聞かなくてもスネイプがどうして
そうしてほしかったのか分かりました。

「リリーと同じ目をしている(日本語Ver)」

リリーと同じ目だからこそ、そのリリーの目に見つめられて
看取られて死にたいと思ったんだろうなと思いました。
ハリーの中で唯一リリーの面影のある目…
正直、スネイプ先生の死にすごく意味のあるものだと思っていたArionにとって
あっさりとなくなってしまったことはちょっと拍子抜けでした。
けれど、彼の残してくれた記憶の一部が、全てを明らかにしてくれましたね。

ってかやっぱり後編で済まなかったです・
最終編にしておわりにします!

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