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ハリー・ポッターと死の秘宝part2をついに見ました。
つい最近やっとの思いでpart1を見て、
それから1ヶ月もしないうちにpart2をみたんですが、
感動…と一言で片づけるには勿体ないくらいの感情があふれ出ます。

とりあえずpart2まで見たんですがpart1の感想をば。

Arionは原作を読んでいない状態で、
映画からハリポタ世界に入り込みましたが、
1は映画館で見て、その後は全作品DVDを購入してみました。
途中から原作にも手を出し3巻までは読んだと思うのですが、
完璧に挫折し、5巻まで本は持っているけど読んでないという状態。

そんな中でもハリポタ世界は終末を迎え、作品は完結してしまいましたね。
噂に聞く所で、死の秘宝では大方のキャラクターが死亡してしまうと聞き、
ティキン野郎はArionは中々手が出せず見れなかったんですが、
「ええい!!」と思ってこの前やっと見ました。

立て続けにpart1と2を見たんですが、
正直にいえば1の方が怖かったです。
原作を読んでいないので一体どうなるのかと不安でしたが、
というか、謎のプリンスの後半でダンブルドアが
分霊箱を取り出すために水を飲むシーンがありましたよね?
もう、あの辺から見てられないくらいに怖かったんです。
Arionは相当なティキン野郎なもので…。

挙句に殺された訳ですが…ダンブルドアの「頼む…」という台詞は
なんとなく察しが付いていました。
ドラコに人殺しをさせたくないと言うダンブルドアの想いと、
だからと言ってそれを望めば自分は死なず、
破れぬ誓いを立てたスネイプが死んでしまうことになる。
それもまたダンブルドアの本意ではなく、
ドラコに人殺しをさせず、尚、スネイプを死なせないためには
スネイプに自身を殺させる事が一番最適になのだということ。
ついでに死の秘宝を見て、ダンブルドアは
自分の寿命があと1年と言う事を知り、二人を救うために
自分の命を差し出したと言っても過言ではないと思う。

「頼む」と言う言葉は「お前が私を殺してくれ」という
ダンブルドアの願いだったんだろうなー…と思えば深い一言。

さてさて前置きがすんごく長くなったけど、
part1で一番怖かったのは、マルフォイ低での
ベラトリックスとのやり取りで、特にハーマイオニーが
彼女に拷問されているシーンは聞くに堪えない悲鳴で辛かったです。
悲痛な悲鳴に地下牢で聞きつつも、成す術もないハリーとロンを想えば
可哀想で、可哀想で…あれはみてて相当辛かったです。
Arionは酷く感情移入しやすい人種です。
そこへドビーが現れた時の喜びようは言葉では表せなかった!!
しかもドビーは妖精ですから…!と魔法封じをもろともせずに
魔法を遣ってルーナ達を救い出した時には…もう、
おま、大好きだよ!!ばか!!っと思った。

でもってハーマイオニーを助ける時も、べらトリックスに「殺す気か!」
と尋ねられ「ドビーは殺したりしません。
ただちょっと怪我をしてもらえたら…(的なことを言っていた)」ので
大いに噴き出しました。
すごい敬語使って丁寧に説明してるけど、ものすごいことを言っている。
なんだよ、お前、ほんと、大好きだよ!!
っともうドビー愛が炸裂していた将にその時に起こってしまった出来事。
ベラトリックスの投げたナイフはドビーの魔法に吸い込まれるように
一緒に消えてしまい…
みんな助かったー!!とぬか喜びしていた自分がバカでした。

しかもドビーの最後の言葉が重すぎて、深すぎて、
もう涙なしには見れない状態でした。

あんなに2では大嫌いだと思っていたドビーが、
徐々に、回を増す度に重要な存在になっていて、
最後はハリーを守るために、友達を助けるためにその命を犠牲にした。
本当に、本当に、いいやつだったよ、ドビー。
今でも思い出すと涙が出ます…。

「ドビーは幸せです」

そういってハリーの腕の中で眠るように逝ったドビーは
本当に幸せだったんでしょうけど、やっぱり哀しい。

part1の最初で以外にもあっさりとムーディ先生の死を知らされ、
その時は悲しみよりも驚きの方が勝っていました。
炎のゴブレッドで初回登場を果たしたマッドアイ・ムーディですが、
その殆んどがクラウチJrという事で、
彼自身がまともに登場したのは次の回の不死鳥の騎士団からですね。
ほんの少しの間しか登場していませんが、ハリーの良き理解者であり、
とても彼のことを心配していた人物の一人です。

他にヘドウィグが死んだ時もショックでしたが、
こちらもあまりに突然な出来事だったので、
放心状態に駆られたというか、あまり現実感のない感じでした。

けれどドビーの時はリアルに現実を目の前で突きつけられた分、
ショックがデカイものだっと思います。
ハリーは魔法使いではありますが、11年間も魔法世界を知らずに
マグルの世界で生きてきたこともあり、
ドビーを一人の友人として、きちんとした形で弔ってあげたいと思ったのでしょう。
魔法で火葬するでもなく、魔法の力を遣う事なく、
自らの手で友人を埋葬する為の穴を掘り、自分の手で
眠らせてあげたいと思ったのだと思います。

さて、亡くなった方の話はここまでにして…まずはドラコ。
ベラトリックスの(正確にはマルフォイ低)でハリー達が捕まった時、
ハーマイオニーの呪文で顔の形を一時的に変えられたハリー。
その変装を見分けるためにドラコが現れたのですが、
ドラコは確実に彼がハリーだと分かりつつ、
ベラトリックスに「ハリーだ」とは告げませんでした。
これは何故か…。原書を読んでないArionの勝手な妄想ですが、
ドラコ自身もう戦いを続けたくないという思いがあったんだと思います。
ダンブルドアを殺せとヴォルデモートに言われた時、
失敗続きで自分の命が危ういことを知ったドラコはトイレで泣いていました。
確かに彼は自分の命を一番に考えてしまう卑劣で卑怯者かも知れませんが、
他人の命を奪うと言う行為は彼には出来なかった。
そこまでの悪人になりきることは出来なかった少年でした。
特にハリーとは今でこそ険悪ムードまっしぐらですが、
思い出してみて下さい?
1で組み分け帽子の儀式の前…なんとマルフォイからハリーに声を掛け
手を差し出して「僕が教えてあげよう」なんて言ってましたよね。
つまり、マルフォイ自身はそこまでハリーのことを
敵視していた訳ではないと思いました。
勿論、それを拒否され、その後ハリーの方がなんだかんだと学校内で
その存在が目立ってしまい、ドラコ的には面白くない…
という思いから敵視し始めたのでしょうが、
基本的に臆病風なドラコがそんな敵視からハリーを殺そうと思う訳がないんですよね。

映画を見てた誰しもが思ったことと思いますが、
ドラコは家柄的に無理やり遣らされている感が否めません。
本人は遣りたくない、したくない!!のに、家族や家庭環境…
一族の掟…に縛られ、遣らざるを得ない状況なんです。
それだけを想えばドラコにも同情したくなる思いです。
もしドラコの生まれた先がマルフォイ家ではなければ、
案外、ハリーとドラコはいい友達になっていたのかも知れないと思います。
いいライバルというか…なんというか。

part1を見て思ったのはそれくらいですかね。
ああ、初登場のビル・ウィーズリーが思いの外
イケメンすぎる俳優を使っていたのでどきどきしちゃったのは内緒です。
他にネビルの登場がすごく少なかったので驚きました。

ロンが一時仲違いをしてしまった時はすごくショックでしたけど、
あんな状況で、不安要素ばかりのような事態では
ロンの発言や行動と言うのはあり得なくないかな?と結構淡々と見てしまいました。
特にロンは家族が多いので、しかも魔法族だし…
心配になってハリーに喰ってかかるのも仕方ない気がしました。
でも「君には家族がいない!」っていうのは言い過ぎましたけどね。

時間を見つけて必ずpart2の感想も書きたいなーと思います。

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