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薄桜鬼の黎明録が発売されて早くも1週間が経ちました。
購入されたお嬢様達はどこまで話を進めているのかなー…
と思いまするも、Arionは未だに未開封と言う。
ヘたれと言うか、時間が許してくれないというか。
ともかく未開封!!なんだよ。

なんでネタバレもなにもねぇんだけどさ。
やっとついこの間、予約特典のドラマCD
「暁天に見る階(さきはし)」を開封した…。

そして聞いた…。
のでソレの感想でも徒然語ろうかと思ってます。
つまりネタばらしなんで、聞きたくない御嬢様達は決して開かぬように。

まぁ、そんな大したこと書いてないけどね。

拍手[2回]


正直、ArionはドラマCDなんぞ買った事も持ってもないから、
初ドラマCDだったのかな?
ああ、幼い頃に雑誌の付録に付いてたドラマCDがあったけどさ。
薄桜鬼のドラマCDは初だな。
「怒られ隊士」とか「怒る鬼」とかは聞いてみたいけどね。

なんつーか、ドラマと言うか各隊士の新選組結成前。
壬生浪士組結成当初におけるメンバーの心情論みたいなのを
つらづら話しくて行くようなかんじだった。
ドラマ…としてはあんまり話の流れがあるとは感じない。
けど、丁寧に各隊士たちの心に秘めている本音を語ってくれるので
中々楽しめたと思いますよー。

最初は芹沢鴨 → 原田左之助 → 藤堂平助 → 斎藤一
    → 沖田総司 → 土方歳三 → 芹沢に戻るって感じに流れて行く。

さらっと聞いて一番萌えたのは沖田の所。
土方さんに対して「構って下さい」って、
さらりと言ってのける総司に鼻血噴きそうになった。
完璧にこれは土沖だよっ!!!

2回目に真面目に聞いていくと、それぞれが
どうして江戸から離れて京に来たのか、何を目的に来たのか。
どうしたいのか、どうなりたいのか、どうあるべきなのか…とか、
いろんな感情が交じってるんだなァって思いました。



芹沢鴨
声の雰囲気はすっげいい感じです。
芹沢さんの陰湿そうと言うか、変に威圧的なオーラを声で纏うの
すっげ上手です…声優さんは流石だなぁ。
しかも何気なく舌打ちとかするんですが、いやらしく無い舌打ち。
そして如何にも芹沢さんっぽいよな…ソレ。
しかも鼻息荒くして自信たっぷりに何を言うのかと思いきや…
「いつものように島原に行くと決めた」と公言しやがった。
もうこいつに誰も勝てる気がしねぇ…。

だた事実の芹沢さんが何を思って京に来たのかは分かりませんが、
薄桜鬼の芹沢さんにとっては博打、勝負…
そんな自身にとっての一世一代の賭けだったようです。
やっぱり一花咲かせようとするのは男だなーって思う。

左之との会話はピリピリした中にも試衛館メンバーを褒めるような
評価しているようなことを言うので、ちょっと驚きました。
いっつも窘めている感じしかドラマでも漫画でも描かれることが
ないので、こんな風に少しでも「腕を認めている」と、
さらりと言ってのける所は交換が持てました。




原田左之助
雑巾がけとかやるのかよ!!?と突っ込みたい。
左之って結構、所帯染みてるっていうか、いいお父さんになりそうだもんね。
結婚したら家事手伝いとか分担してくれそうだよなー。
芹沢さんとの会話シーンは意外と好戦的な台詞が多く、
おおらかな雰囲気とイメージのあったArionにとっては意外の一言。
そして何気に新八を気遣った台詞があったので萌。

左之さんは確かに思想とか幕府の為にーとかそんなんは一切考えて無さそう。
まぁ、新八よりは微かにあるかもしれないけど、
基本、新八の意見に同意をしてしまう人だから…
やっぱり、幕府とか徳川家云々は興味ないのは事実のよう。

じゃあ、何で新選組に名を連ねているのかって理由…
「男に生まれたからには戦って死にたい」とか
「腕を腐らせたくない」とからしい…。

やることのない浪士組の状態でも仲間と一緒に京に出て来て、
彼らが嬉しそうなのを見ていると、自分も楽しくなる…とか…
まじで兄貴肌全開過ぎて大好きだよ!!!もう!!!
「あいつらの夢に一枚噛ませて欲しいって思う」って…!!
あんたどんだけ、さわやか兄貴だよ!!!
「夢に近付く、明日に期待できる」…だって。
詩人のような台詞だけど、遊佐さんが言うと納得いきすぎて怖い。
違和感ゼロ、さらりと流せてしまう台詞。
かっこ良過ぎ…。




藤堂平助
事実でもそうらしいんですが、近藤達を説き伏せてこの京行きの話を
持って来たのは藤堂らしいのですよ。
平助はそれをすっげ心配しているようで
「自分が話を持ちかけた所為で…」って考え思い悩んでるようです。
土方や近藤がギスギスとした雰囲気でいることや、
京の人たちの態度や陰口をたたかれてるのを知っているようで「後悔」してるよう。

特にメンバーの中で一番幼く「奇譚」よりも過去の話なので、
その頃の彼よりもさらに幼い頃と言うだけあって、だいぶ考えも幼いのかも。
後悔してるとか、嫌だとか、そういう表現が多かったと思う。
子供染みた…というか、まだ人も殺したこと無い頃の平助だからこそ
更に子供に見えて…聞こえてしまった。

あ、後…相当、芹沢さんを嫌っている台詞が
ガンガン飛んで来たのでそこはだいぶ笑った。
芹沢の台詞を真似する所はかわいい・笑。




斎藤一
斎藤さんのシーンで初めて、隊士の殆んどが
まだ人を斬ったことのない人たちの集団なのだと思い出しました。

平助も言ってたけど、確かに斎藤さんは悩む事とか無さそうに見える。
黙としてあまり多くを語らない人であるから、
そんな風に勘違いされるんだろうけど、この話を聞いて
本当は他のメンバーと何ら変わらない、迷う人なのだと改めて知った。
特に初めて人を斬ったという逃れようのない罪悪感に苛まれている分
他のメンバーよりも一番話が深かった。…と、思う。

誰の為に…っていう信じる者も何もない状態の斎藤さんは、
試衛館メンバーの一員としては、気が引けていて一歩距離を置いた状態。
馴染めない…というか、その信じているものが他の者と違う気がして
引け目を感じているって本人も言ってるけど。
その通りだなーって思います。
その想いがいつか定まってその全てが新選組に向いてくれたのが
奇譚の斎藤さんなんですねー。
その信頼の全てが「土方」に向くのだと思えば、さっさと黎明録したい。




沖田総司
夜更かしの理由が下らな過ぎて笑えるーーー!!!
「何するか考えてたらー…」ってオイ。
しかも斎藤君が分かる気がするって…相当だと思うし。
それだけ暇してるんだろうなと浪士組の適当加減が見て取れた。

そして斎藤さんと沖田さんの立ち位置が同等のものなんだと再確認。
まぁ、組長格はみんな対等だし…気が引いてる部分なんて
ひとつも無いとは分かってるけど、その中でも斎藤と沖田の二人だけは
互いを認め合っている…そんな感じに受け取れた。
捻くれた沖田が斎藤の言葉は結構、真面目に聞き入れる事が多い。
斎藤は自分の非も素直に認めるし、土方に比べると熱くなる事もなく
冷静に自分を見据えているから、話していて素直に話せる相手なのかな?

弱音を吐く総司!!!!萌ぇぇぇぇーーーー!!!
「不安になる」だって!!!マジですか!?
泣く子も黙る沖田総司に「不安」…!!?
うん、やっぱ人なんだって思えて嬉しい。
そんな弱音をガンガン吐いてくれる人だったらいいのに。

話題がポンポン飛んで申し訳ないんですが、
まぁ、沖田さんの場合は全ての行動の理由が必ず近藤に繋がってくるんですよね。
まだ人を殺した事もないから、近藤の為に何が出来るのかって
奇譚の時以上に「何もできない自分」が不安なんだと思う。
近藤の力になりたいのに、その力になる術が分からない。
だからそんな漠然とした不安…なのかな?
「役に立ちたい」
「助けになりたい」
…この問いにいずれ総司は「人を殺すこと」だけが
近藤の力になれると思った、決めたんでしょうね。




土方歳三
このシーンが一番好き…どう見ても土沖な会話。
これ土沖ファンなら相当悶絶しそうな台詞がガンガン飛び交っている!!

↓好きなシーンの台詞の流れ。

「ガキを同席させる訳にはいかねぇだろう」
「僕はもう元服してますけど?…っていうかどうせなら土方さんが出掛ければよかったのに…」
「こうゆう表舞台に出るのは局長の役目だ。俺じゃぁねぇ…って、オイ!総司!なんだって座布団出してんだ!近藤さんはいねぇんだから諦めて帰れ」
「暇なんですよ、僕。ものすごーく」
「俺は暇じゃーねぇぞ」
「構って下さい、暇なんで」

…!!!!!
なんてかわいいんだ!!総司!!!
もう大好きだ!!

他にも鼻でふふっとせせら笑う所とかー「勉強してたんですか?」って
いう台詞の言い方すげー好きかもー!!
そして寝てるーーーー!!!!
寝言っていうか、「んっ…」とか言ってる!!!
やっべ、鼻血が毀れる。
しかも土方さんってば「掛けるもの持ってくるか」って…
結局、総司のこと大事にしてるー!!!
つか、土方ブースで沖田のこと叫び過ぎだよ、すいません。

それじゃ気を取り直して、土方編の感想を…。

正直、まだ鬼の副長ではない土方さんを見る事が出来ました。
ってのが一番の印象ですかね?
兎に角、優し過ぎる程に仲間の事を思い、考え、そして煮え切らない感じ。
「こうあるべきだ」と道はなんとなく分かっているけど、
それが「正しいのか」それが「彼らにとってよいのか」が分からない。
本人も言ってたけど、それをそうと割り切れない。
彼らに人殺しをさせたくない。…と、感情が先に来てる感じ。
人としての土方さんだねー。
元々土方が鬼と言われる程に厳しくなったのは、
芹沢暗殺後からと聞いたこともあるくらいですし、
土方は彼なりに芹沢暗殺に心を痛め、二度とそんなことをしないで済むように
より厳しいルール(局中法度)を敷いたのではないのかと思えました。


最後に土方さんと芹沢さんのタイマン勝負なんですが…
兎に角、ちょいと怖いくらいに言いあってます。
この場には絶対いたくないですよねーと思うくらい。
だた芹沢さんには多少余裕があるようで笑みを絶やしません。
一方、土方さんは必死になって芹沢に彼の暴挙を止めるように言いますが

まぁ、そう簡単に聞いてくれるような人じゃありませんよね。

ラストの締めは最初同様に芹沢さんの心情で終わりますが、
彼にとって一番の暇つぶしは自身の人生でもありますが、
土方達、彼らが自分の人生を変えようと足掻き、もがいている事を
その傍で高みの見物のように、眺めているのが一番の楽しみのようです。
その中で、拾った犬。
本編の主人公、龍之介の存在ですらそれのひとつのようですね。



いや、中々楽しめましたよ。
聞けば聞く程、深い楽しみはありますし「これがドラマかー」と納得しました。
あ、因みにここの感想はArionの個人的なものなので、
他の方の意見を否定するようなつもりはありませんので、
そこんとこを了承して読んでやって下さいね。
では、また!!
黎明録、開封してPLAYしたら報告します!!
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