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マジ佳境。
色々ありつつ5年掛けて書いて来た螺旋が
もうすぐ終わりを迎えるのは感慨深い。

以下は「果」の裏話的なことあり。

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当初、入力作業中にこの辺りが一番悩んだ。

(すまん、こっから下ヒロインデフォルト名使ってます…)
話を構成して行く中で志々雄に刀を向けるヒロインと言うのは
まぁ、最初から考えていた訳でそれが一番離反と言う形にし易かった。

結局、ヒロインは斎藤の声で目が醒めた訳なんだけど、
それは蒼(デフォルト1)の記憶を取り戻しただけで
主体は無遠(デフォルト2)にあるわけ…それは変わらない感じ。
それをどうやって蒼に持て行くかは考えてなくて、四苦八苦した。

無遠主体だからこの状態で志々雄に刀を向けるのは
どうあっても出来ないと思うが、それは由美の件でなんとでもなる。
でもそこから死を覚悟して戦うヒロインを蒼として
救うには一体どうすればいいのか…分からなくなった訳です。

当初は斎藤夢なんで斎藤を持ってきた形で構成を練っていました。
けれど、斎藤は口下手だし…重要な事は黙として語らず
伝えるよりも感じろって気がするので、感情的になりつつある
ヒロインにはそれは届かないんじゃないかと考えます。
書いているArionとしても、斎藤が変に言葉を紡ぐと
キャラが崩れておかしくなると思いました。

そう思っていると助け船を出してくれたのが剣心です。
剣心の言葉は人の心を動かす何かがある。
心情を汲むのがとても上手な人ですよね。
栄次に言った言葉も、蒼紫に向けた言葉も宗次郎を救った言葉も
全て剣心の本気が込められているから、
相手の胸の奥にまで言葉が滲みるんだと思う。

だから、ヒロインを救ってくれるのも剣心だった。
嘘のないまっすぐな言葉で剣心なら
ヒロインを救ってくれるだろうと、彼に任せた。
そう思ったらあーなりました。
何度も推敲して書きなおした部分ですが、
納得したものが出来て、ヒロインをきちんと救えて
蒼に戻せてよかった思います。

そして本当に救いの手を差し伸べてくれるのは
やっぱりこの人しかいないんですよね、斎藤さん。
斎藤さんはやっぱり言葉で語らないで、態度で示すタイプだと思うので
やさしく抱きしめたらそれでOKなんです・笑
それに斎藤さんの信念は「悪・即・斬」のみ。
だから大勢の人を殺して来た事を後悔しているヒロインを
死の覚悟から救い出せるのは、同じ過去を持って尚
「不殺」の信念を持つ剣心でよかったんだと思います。


あと少しですけど、お付き合い下さい。
長々とありがとうございます。


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