忍者ブログ
Admin*Write*Comment
Histoire - イストワール -
[188]  [187]  [186]  [185]  [184]  [183]  [182]  [181]  [179]  [178]  [177
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

それなのにArionはまたも後悔しそうになった。

Arionは一度仕事を辞めた。
それを支えてくれたのは勿論、家族。
それに会社の同期で専学時代カラの同級生・友人Aのお陰だ。
Aは相談にも乗ってくれて、愚痴も聞いてくれて
Arionが仕事を辞めた後も色んな相談に乗ってくれていた。

一番辛い時に傍に居てくれた大切な友人だ。

拍手[0回]


その彼女が一番辛い時にArionは何も出来なかった。
彼女もまた「仕事を辞めたい」と
最近よくぼやいていたのを知っていた。
だた彼女のは今年一杯で仕事は辞めて、
来年には今の彼氏と結婚スルカラと、資金を貯める為に
働くのを頑張るとも言っていたカラ
別にただの愚痴だろうとあんまり気にしていなかった。

そしてこの前の金曜日に事件が起こった。
その友人が突然会社を無断欠勤した挙句、
自宅で風邪薬を大量に飲んで自殺を図ったのだ。

元々喘息持ちの子でその薬を飲んだらしい。
通常2錠飲むべきものを一気に40錠飲んだらしい。
携帯に電話がかかり「助けて欲しい」本人カラ
言われて家に向うと、キッチンで倒れていたのだ。
手足がガタガタと震えて一人じゃ立つコトも出来ず
救急車を呼んで、病院に搬送。
直ぐに「処置室」に入った。

Arionは何も出来なかった。
彼女がそんなに思い詰めているコトも
考えているコトも知らなくて
本当に何も出来なかった。

発見が早かったコトと飲んだ薬が喘息の薬で
体に害の少ないものだったので、命に別状はなかったが
それでも心底心配した。
処置が終って面会した時、涙が止まらなかった。
「生きてて良かった」とそれしか浮ばなかった。
Kの時みたいにあんな思いをスルのは本当にもういやだ。
当たり前の様に生きてる毎日ダケド
本当に奇跡に近い、毎日なんだろうな。
当たり前の様に傍にいる存在ダケド
いつ居なくなってもおかしくない状態なんだろうな。
もっと大事にしたい。
本当にそう思う。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • ABOUT
仏語で「歴史、物語」の意味を持つ【Histoire】
Copyright © Histoire - イストワール - All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]